こんにちは、アモルです。
宇宙戦闘と言えば、『ガンダム』とか『マクロス』とか『ヤマト』とか、『スタートレック』とか『スターウォーズ』とか、宇宙空間を船や飛行機の延長線上にあるようなものが自由に飛び回り、戦争をする。そんな光景を想像する人が多いでしょう。私が以前にレビューした『Sin's of a Solar Empire: Rebelion』や、AWsの『未来を探して』なども、まさにその一例と言えるだろう。
しかし、私達の知る宇宙船は主に円筒の形をしていて、宇宙を移動するにも、惑星の重力をはじめとした様々な制約の中で行われます*1。
そんな現在の宇宙技術の延長線上の宇宙戦闘をシミュレーションしてみたい。そんなあなたにお勧めするゲームが『Children of a Dead Earth』である。
早速ですが、すっごく簡単すぎる私なりのチュートリアルをやってみたいと思います。みてもらうのが一番早いと思うので。
ゲームのメイン画面がこちら。まぁサンドボックスモードで作った適当な画面ですが。水星の周辺軌道に味方と敵の艦艇が存在しています。
ミサイルとドローン以外の攻撃(レーザーやレールガンなど)は基本的に接近しないと攻撃出来ないので、現在軌道すら違うようでは攻撃することが出来ません。なので、軌道を調整することで、相手の軌道に入りにいきましょう。
こちらの軌道の方が大きいので、減速によって軌道を縮めます。本当はこの後、軌道に合流したところで、もう一度減速して逆側の軌道を縮める必要があるのですが、本ゲームは軌道の重なったところで合流ボタンを押すと、その辺は自動で制御されます。
するとこのように合流のための軌道になるのですが、敵がミサイルとドローンを飛ばしてきましたね。ドローンやミサイルも宇宙船と同じく軌道を調整して移動させるわけですね。
ちなみにこのゲームはリアルタイムではなく、右下の「Run Turn」で時間を進行させることで時間を動かすことの出来るシステムになっています。
戦闘画面はこちら。これはミサイル相手なので船はデコイを放ちながら回避するのが基本です。ちなみにこの世界のミサイルは近くで破裂してダメージを与えるのが基本なので、近寄られるとアウトです。
ドローンの場合は、迎撃しながら回避したり、工夫が必要です。今回の場合、わりと直線的な軌道でインタラプトして来てるので回避はしやすい。
さて、敵と接敵すると先程の画面に加え、敵のどの部位を狙うかを選ぶことができます。実際には、軌道を合わせた後に、敵と接敵する軌道調整操作が必要なのですが、そこはひとまず置いておきます。あと、諸事情あってさっきミサイル撃ってきてたはずなのにミサイルキャリアーがいない(=さっきまでの例とは別の敵)ですが、気にしないで下さい。
以上で簡単なチュートリアルは終了です。本編の方がチュートリアルは丁寧なので実際に本編を遊ぶ方が気楽ですね。
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キャンペーンモードはしっかり作られた世界観に基づくシナリオがついており、ドキュメントも非常に充実している。
こう言うドキュメントの充実は刺さる人には刺さるはず。
さて、ぶっちゃけこのゲーム、かなりニッチな層向け(私は大好きだけど)のゲームだと思うので、ここまでの説明で刺さる人には刺さるし、刺さらない人には刺さらない、そんな感じだと思いますが。
もし、「ちょっと興味はあるな。ただ、軌道計算とか宇宙系のガチめな部分はよくわからん」みたいな方がいるようでしたら、このゲームに先んじて、『Kerbal Space Program』をお勧めします。
このゲームはロケットを組み立てて打ち上げるというゲームです。月や火星にローバーを投下したり、人工衛星を打ち上げたり、いろいろ打ち上げて宇宙空間でドッキングさせたり、色んなことが出来ます。
そして、トレーニングという形でのチュートリアルが充実しているので、理解を深めるのに非常に有用だと思います。
ただ、Children of a Dead Earthなら自動で行なったりスキップ出来るようなことも全て手動で行う必要がある(というよりそこが魅力)という点で、Children of a Dead Earthの方が楽な部分もあるかとは思います。あくまで知識を身につけるなら、ということでお考えください。
さて、今回は以上です。ちなみにChildren of a Dead Earthは日本語非対応ですが、日本語化MODもあるので利用して下さい。
*1:先に上がった作品の宇宙船もその制約からは逃れられていないはずで、あくまで描写されていないだけなことが多いだけですね