エンターテイナー・アモルのカレイドスコープ

AWsの代表、エンターテイナーであるメリーさんのアモルが万華鏡の如く感じたことを書き綴る

【ゲーム】D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-【リア充は爆発する。抱腹絶倒の恋愛コメディADV。ただしストーリーはがっつり重い】

  毎週更新したい、しかしなかなか時間は取れぬ、と、こうして日曜日に記事を書く私である。

 そして、今こうして月曜日どころか火曜日である。予定が押してるにも程がある。そして今水曜日となった。

 

 さて、今回紹介していくのは『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』だ。

 なんと本作、2020年6月25日にフルリメイクされる! 今からわずか4日後2日後! いや、もう明日に迫ってる!

 

 ゲームなんて可能な限り早く遊んだほうがいいし、ネタバレ厳禁のADVなんてその最たるものなんで、ここでこのリメイク前の記事を公開して、出来れば読んでくれた人に、フルリメイク版を買わせたい、そんな意図である。

 

 

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 「リア充爆発しろ」という言葉がある。

 リア充とはリアルが充実した人間のことだが、転じて彼氏持ち彼女持ちの事を指す事も多い*1

 つまり、「彼氏彼女のいるやつなんて爆発してしまえ」という意味である。文字通り僻みとして使われる事もあれば、身内のカップルを半ば揶揄い、半ば祝福するように、使われる時もある。

 まぁなんて説明すらわりかし不要な程度には普及したネットスラングであると思う。

 そして、この物語は、本当にリア充になると爆発するようになってしまった高校生男児・矢木 景君を主人公とした恋愛コメディだ。

 具体的には「告白されると爆発する」。比喩ではない。文字通りその体が爆発する。


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 あとひどい時は地球が爆発する。


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 もうこれだけでこの作品が如何に荒唐無稽なコメディ作品が伝わってくるというものだが、設定はしっかりと作り込まれていて、サスペンスとしての側面も持ち合わせている。

 例えば、物語の肝であるデスマッチラブコメこと、告白されると爆発する現象だが、これには「三人の天使」と呼ばれる学校に伝わる儀式が関係している。

 この儀式を起こすにはいくつかの条件があり、果たしてその条件を満たせる、つまりその儀式を起こした人間は誰なのか? そしてその動機はなんなのか?

 そして、夕暮れ時にはヒロイン二人が見境なく告白に打って出る奇妙な時間が存在している。本人達も理解不能な謎の時間。それがなぜ発生するのか


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 また、ヒロイン二人と準ヒロイン二人、友人枠二人の個性豊かなキャラクター達は、皆それぞれ複雑な事情を抱えている。これは主人公も例外ではなく、この物語の進行に従い少しずつ明かされたり、解決されたりする。

 

 またADVとしての性質を生かしたギミックとして「警告灯」が存在する。


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 警告灯はメッセージウィンドウ左に常に表示されているもので、本編の内容と連動して変化する。ちなみに作中では主人公の腕に表示されているという設定。

 ヒロインとの距離と危険度を示しており、主人公が気付かないタイミングで警告灯が少しずつ点灯していく(=密かに近づいてきている)などと言った面白い演出も見られる。また、ハート4つで爆発するのだが、3つの時点で体には異変が訪れるという設定もあり、主人公の危機的状況の表現にも一役買っている。

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 コメディ風だが、デスマッチラブコメの効果は冗談でもなんでもない、発動すれば主人公は死に、問答無用のBADEND。

 そうでなくてもハート3つによりどんどん体はダメージを受けていく。

 

 本作のコメディ要素はもちろんだが、なによりサスペンス的要素に触れて欲しい。

 もちろん、相手はオカルト。とはいえルールはある。

 そうは言ってもコメディだろ? どうなん? みたいな不安な方には安心して欲しい。

 何を隠そう本作は少し前に何かと話題となった『レイジングループ』と同じライターによる作品である。それどころか、世界観も密かに繋がっていることが示唆されている。


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 一見小学生のようだが実は三十路のサブキャラクター、とろりん。『レイジングループ』において主人公が彼女のことと思われる言及をしてきたりする。

 さて、ここまで褒め称えた本作であるが、いくつかお勧めできない点がある。フェアにそれを説明しよう。

 まずは一つ目、イマドキADVの基本中の基本ともいうべきシナリオチャートが存在しない。

 本作はバッドエンドありキャラ別エンディングありトゥルーエンディングありのマルチエンディング方式を採用している。全ての模索をセーブデータ管理だけでやるのはまぁまぁ大変だ(ちなみに各選択肢ごとにセーブを分けても問題ない程度にはセーブ可能数は多い)

 ちなみに、リメイク版はシナリオチャートの実装が告知されている。つまりこのデメリットはリメイク版には存在しない。万歳!

 

 もう一つはギャグだ。コメディ作品である以上、作中には笑えるポイントがたくさん存在する。ただ、笑いと言うのはピントが合わないと冷めるというのが常だ。

 こちらはとはいえ本作の最大の売りでもあるため切り離せない。公式ブログにおいてライターさんも少し悩んだらしい記事が投稿されていたが、おそらく変更されていないだろう。

 とはいえ、個人的にはそこに目を瞑っても普通に面白い作品ではある。

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 作中で繰り広げられるおっぱい談義。これ自体はギャグシーンではないが、本編のコメディ系に降られたシーンではこのようなノリが多い

 

こんな人にお勧め

・重い設定が好きな人

・オカルト論が好きな人

・考察が好きな人

・『レイジングループ』が好きだった人

 

 もちろんそれ以外の人でもぜひやってみて欲しい!

 今からオリジナル版を買うのはもったいないので、リメイク版を是非に!

 もし万一リメイク版が悪かったらここの記述は書き換えますね。

*1:正直彼氏彼女さえいればリアルが充実してる、なんて古臭い偏見としか思えないが、どう言うわけがそう言った古臭いしきたりを嫌うはずのオタクがこの用法を用いているのは個人的には解せない。まぁ要は僻みのための言葉、なんだ、と言ってしまえばそこまでだが