『ドールズフロントライン』(以下『ドルフロ』)と言うアニメをご存知だろうか。
同名のソーシャルゲームを元にしたアニメ作品である。
ところがこの作品、(これは原作からしてそうなのだが)あまりに説明が少ない。
だが、設定自体はちゃんとある部分が多く、決して設定が適当にされたアニメというわけではないのである。
そこで、実際に知り合いからされた質問や、ネットで見かけた疑問や突っ込みに勝手に答えてみようと思う。
もちろん、私が答えたところでアニメ『ドルフロ』が説明不足なアニメである事実は変わらないと思う。
なのでこれは所詮自己満足だ。
ただ、この記事がきっかけでアニメを見るのを再開してくれたり、ゲームを初めてみてくれたりする人が現れれば幸いだと思う。
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- Q.そもそもなんで人間の見た目をしてるの? ロボットで良くない?
- Q.じゃあなんで女の子ばっかりなの?
- Q.さっき軍の話が出てきたけど軍は何してるの?
- Q.なに、ゾンビ? どう言う事?
- Q.軍がダメなら国連はなにしてんの?
- Q.そもそも鉄血は何故暴走を始めたの?
- Q.何で時々持ってる武器が変わるの?
- Q.ところであなたの推しは?
- Q.人形が眼帯をつける意味って?
Q.そもそもなんで人間の見た目をしてるの? ロボットで良くない?
A.グリフィンが民生人形を再利用しているから
実はグリフィン*1は、民生人形を引き取って、スティグマ技術という技術を使って実戦に投入可能な戦術人形にしていると言う設定がある。
正規軍はちゃんとロボットみたいな無骨なデザインの戦術人形を使っているぞ!
Q.じゃあなんで女の子ばっかりなの?
A.これはぶっちゃけ作劇の都合が大きい
まず、実際には男性の戦術人形もいるらしいとは言及されている。
なので、ゲーム本編で主人公たる指揮官の元に配属される人形はたまたま女性型ばかりである、と言うのが基本のようだ。
その上で、民生人形にはそもそも女性型の方が多い、と言う話もあるようだが、一次情報元を確認出来なかったので真偽はちょっと分からない。
ちなみに鉄血側の戦術人形が女性型なのは……ちょっと分からない、リコリス*2の趣味かな?
Q.さっき軍の話が出てきたけど軍は何してるの?
A.別の脅威と戦っている
『ドルフロ』の世界には、E.L.I.D.と呼ばれるゾンビのような存在が徘徊しており、軍は基本的に彼らと戦っているか、彼らから街を守るために備えている。
ちなみに、本編では「軍が介入すればこんな問題すぐ解決するのに」といった言及がされており、実際、10章では本格的に軍が部隊を動員して、鉄血を容易く蹴散らすシーンをゲームシステム上で体感することが出来たりする。
Q.なに、ゾンビ? どう言う事?
A.実は我々の世界とは歴史からして違うのだ
『ドルフロ』の世界には「遺跡」と呼ばれる超高度先史文明の遺産があり、これにより技術が進歩してきた経緯がある。
この影響で、『ドルフロ』の世界は、我々の世界とは違った歴史を歩んできている。
その最たるものが「コーラップス液」(若しくは「崩壊液」)と呼ばれるもので、これは何でも分子レベルで溶かしてしまえる液体で、そこから半ば錬金術のように物質を組み替えることができる魔法のような代物である。
ところが、このコーラップス液、扱いを誤ると「コーラップス放射」と呼ばれる汚染を伴うと言う厄介な性質があり、これを浴びた生命は、E.L.I.D.と呼ばれるクリーチャーと化してしまうのである。要は何でも溶かしてしまう液体に中途半端に溶かされておかしくなった状態と思えば良い。
そして、この世界は第三次世界大戦の後。第三次世界大戦では世界中にコーラップス汚染が広がっており、街の外はE.L.I.D.の氾濫する世界となっているのだ。
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Q.軍がダメなら国連はなにしてんの?
A.少なくとも第三次世界大戦後にはそんな組織はない
第三次世界大戦後の世界はコーラップス汚染で分断されているのもあってか、国連のような組織は存在しない。
ドルフロ2の時代にはヨーロッパに連合組織が生まれるようだが、それにしてもヨーロッパの組織で、世界を飛び越えた国連のような組織は出てこない。
コーラップス汚染による世界の分断は厳しいものがあるようだ。
Q.そもそも鉄血は何故暴走を始めたの?
A.それを解き明かすのは物語の目的の一つ
鉄血の暴走の発端は、胡蝶事件と呼ばれる事件とされている。
胡蝶事件はとある特殊部隊が鉄血の工事に潜入して、鉄血の防衛施設が起動、これに端を発して、鉄血のマザーコンピュータのような存在である「エルダーブレイン」こと「エリザ」(オープニングで鉄血のロゴが出た後に映る小さい女の子がそれ)が鉄血の全権限を掌握、特殊部隊とエリザの開発者リコリスを含む鉄血の全従業員が死亡した、と言う事件である。
胡蝶事件で何があったのか、リコリスは本当に事故死だったのか、エリザの目的は何なのか、それを解き明かすのが『ドルフロ』の物語の目的の一つである。
アニメ第一話でM4が回収したデータは、リコリスが残した研究データであり、まさに謎を解き明かす鍵としてペルシカが注目しているものである。
ちなみに胡蝶事件を含めた本編冒頭までの流れについては公式が解説動画をあげているので見てみると面白いかもしれない。
Q.何で時々持ってる武器が変わるの?
A.純粋な作画ミスです
というか厳密には配置指示ミスになるのだろうか、銃火器は3Dモデルを使ってるらしいので。
Q.ところであなたの推しは?
A.紹介しましょう!
廃棄された異性体ちゃんです!
たとえ二期があってもなお、もう絶対アニメには出てこないほど後のエピソードの登場キャラクターなので、会えないのが悲しい。
ちなみに戦術人形に限るなら鉄血のアーキテクト。こちらは二期が出てくれれば会えるね。
Q.人形が眼帯をつける意味って?
A.私にも分からん
M16に関してはオープニングで付け外ししてるからなんかセンサー的なものとかなのかもしれないね、少なくとも説明されているのを見た記憶はない。
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以上、私に答えられる限りの質問に答えてみた。
間違いの指摘や、新しい質問については忌憚なくブログ末尾のマシュマロボタンから指摘してくれれば良い。
少しでもゲーム『ドルフロ』に興味を持ってくれた方はぜひ下記リンクから『ドルフロ』を遊んでみよう。