エンターテイナー・アモルのカレイドスコープ

AWsの代表、エンターテイナーであるメリーさんのアモルが万華鏡の如く感じたことを書き綴る

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【感想/レビュー】スーパーロボット大戦DD【ついにきたスマホで正統派スパロボ 】

 こんばんは、アモルです。今日は救急の日ですね。最近心臓病で病院のお世話になった私ですが、救急車のお世話になった事はありません。父が脳梗塞で倒れた時は救急車呼びましたけどね。まぁこのままお世話にはならないようにしたいですが、作家として一度雰囲気は知っておきたいような。まぁ縁がない生活は送りたいところ。

 

 さて、つい先ほどスマートフォンアプリ『スーパーロボット大戦DD』の現在公開されているメインストーリーを全て遊び終えたのでレビューというか、感想のようなものを公開していきたいと思います。

 

 

 

基本的な話

 スーパーロボット大戦は様々なロボットものが一堂に会し、繰り広げられるシナリオを楽しむシミュレーションゲームだ。戦略を求められることもあるが、きちんと育成していけば、どちらかというとRPGのような楽しみ方が出来るようになっている、気がする。最新作の『スーパーロボット大戦T』でも、私のデータではめっちゃ強化した獅童*1がボスを一撃で倒したり、敵のフェイズに反撃で雑魚敵を全滅させたりしていた。

 どこに見所を見出すかは個人差があるが、私は「以下に複数の作品を組み合わせた設定を作り上げるか」にあると思っていて、私はいつも参戦作発表と同時に世界観を妄想し、発売日に答えあわせに勤しんでいる。

 さて、そんなスパロボだが、『スーパーロボット大戦X-Ω』というタイトルの作品が既にスマートフォンアプリになっている。ただ、こちらはスパロボ 一番のキモである「スーパーロボット作品が一堂に会する」部分が重視されていて、ゲーム性は従来のスーパーロボット大戦とは似ても似つかない異なるジャンルのゲームとなっている。シナリオやイベントはとても楽しいので、不満はないけれど、これがスパロボなのかは、結構悩む。

 そんな中に登場したのが2つ目のスマートフォンアプリ、『スーパーロボット大戦DD』である。これはかなり従来のスーパーロボット大戦のゲーム性に近くなっている。

 


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 この通り。SLG画面の方はタップするだけで移動と攻撃が出来、スマートフォン向けに最適化されていると感じる。

 そしてソーシャルゲームらしくガチャもある。本作は武器ガチャと呼ばれるシステムで、キャラクターはシナリオの進行でアンロックされ、そのキャラクターに装備させる武器や強化パーツをガシャで手にいれることができる。

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 この仕様上かゲームとしての簡略化のためか、各ユニットは固定の「通常技」と装備できる「必殺技」の二種類しか持つことが出来ない。

 分かりやすいと見るか、寂しいと見るかは人次第だろう。

 また、武器の他に「サポート」と呼ばれる存在もある。

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 サポートをセットしていると、このように戦闘前に一言セリフが挿入される。非戦闘員なども戦闘に活用できる良いシステムだ。ただ、サブだと性能が落ちるので武器を装備させるかサポートを装備させるかを悩ませてしまう可能性もありそうだ。どっちが得なのかはシステムの考察などをあまりしてない私にはわからないので武器を優先しているが。

 

強化システム

 続いてキャラクターの強化方法について説明する。


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 スパロボでよく見る画面とソシャゲでよく見る画面に挟まれるちょっと見慣れない画面。

 機体の改造は従来のスーパーロボット大戦シリーズのように各ステータスを上げていく。

 パイロットの強化は従来のシリーズのうちステータス強化だけに絞ったような形で、1つだけ持つ固有のスキルもそこで強化できる。

 上記2つはシステムそのものは従来のものに似ているが、ソシャゲらしく周回して集めたリソースを使う必要がある点が異なる。

 そして武器や強化パーツはよくあるソシャゲのように素材や他のパーツを使って強化する。同じパーツを使えば重ねることが出来るし、限界突破もある。

 また、敵のボスはブレイクゲージというのを持っていて、これを削る必要がある。これには弱点属性があり、ソシャゲの編成によくある、弱点を突くための編成、が求められるようになっている。

 

メインストーリー

 メインストーリーは従来のようにスパロボオリジナルキャラクターを軸にしつつ進んでいく。主人公たちはディーダリオンという謎の機体のテスト中に襲撃を受け、ディーダリオンが暴走を起こし時空転移をしてしまう。

 転移した先はスパロボでおなじみの様々な作品の入り混じった世界であり、メグとディーダリオンに変身する記憶喪失の少年ディドがなんらかの組織に拾われる形でその世界の出来事に巻き込まれていく。

 「なんらかの組織」と何故ぼかしたのか。実は、プロローグは4つの世界に分かれているのだ。初期の頃のスパロボに近い「ワールド1」、αシリーズに近い「ワールド2」、Z2シリーズに近い「ワールド3」、DD新規参戦のメンツが揃う「ワールド4」。

 どの世界もスパロボらしい展開が見られる。4つの世界(厳密には主人公のいた世界があり、さらに他の世界が登場するワールドもあるが)はどれも良くまとまっている。ワールド1-3も、既存のスパロボとよく似た構成になっているとはいえ、ワールド1ならデビルマンの参戦、ワールド2ならユニコーンの参戦、ワールド3ならSEEDの参戦など参戦作品にも変化があり、当然それに応じた展開の変化もある。


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 シナリオはwave性のようなシステムになっていて、シナリオを途中に挟みつつ、複数回の戦闘が行われる。従来の敵増援などの時に一度区切りが入るイメージだ。

 また、V以降おなじみの立ち絵による会話も挿入される。スパロボでよく注目されるシンジ周りのやりとりは今回も見所、多分。

 ちなみにAPやスタミナのような出撃回数を制限するものはないのでしたければ1日のうちにあるクリアしてしまえる。実際にはある程度育成しなければワールドをクリアしきるのは難しいが、1つのワールドをクリアしてしまえば、他のワールドはほぼオートでクリアできる。

 というのも、自軍はストーリーとは別に編成し出撃できるGジェネレーションのようなシステムになっていて、前のワールドをクリアするのに使った機体を攻略に使えるからである。

 

制圧戦

 恐らく常設と思われるイベントコンテンツとして「制圧戦」というものがある。

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 今回は見ての通り、スーパーロボット大戦なオリジナル機体であるアルトアイゼンとキョウスケが報酬としてもらえる。まだ第一回なので分からないが、今後も目玉となる機体とパイロットが報酬として用意されるのだろう。


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 エリアごとに複数の拠点があり、自らの持つ機体を使ってその拠点を制圧(通常の戦闘)していくことになる。エリアを制圧しきると報酬がもらえる他、制圧しきれずに全滅してもポイントが付与される。

 ポイントを使えば目玉機体や目玉機体の武器と交換したり、その他のアイテムとも交換できる。SSRの武器も交換できるので、誰でも頑張れば約束された戦力として運用可能だ。

 

育成用クエス

 育成用のクエストは曜日クエスト方式で、この日はこのクエスト、といった仕様だ。ただ、1日に3回までしか出撃できないという制限もある。これはチケットを使えば追加出撃出来るので、すごく育てたいなら課金しろということだろう。ちなみにログインボーナスやイベント報酬でも入手できる。

 ただ、武器やサポートの強化素材を入手できるクエストがないのは少し気になった。メインストーリーのクエストやイベントで集めろ、ということかもしれないが、まとめてガツンと入手出来ないのは気になる。

 

イベント

 先週からZガンダム関係のイベントが始まった。

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 要はサイコガンダムを殴ってポイントを集め、ポイント報酬をもらうだけのイベントだ。今後もこのようなイベント方式ばかりなのか、ストーリーを伴うイベントが行われることもあるのか、などは少し気になるところだ。特に、参戦作品以外だったり、プレイアブルでないユニットとパイロット(敵とか)を仲間にすることができるイベントだったりがあるのかは強く強く関心がある。もちろん、制圧戦がその役割を担う可能性も高そうだが。

 ただひとつ気になるのは、1日に手に入るポイントに上限があることだ。APやスタミナの類がないが故のストッパーなのかもしれないが、最終的に報酬は30万まで集められるが1日の限界は3万。10日間は限界まで走らなくてはならない計算になる。土日だけにまとめてやりたい人達からすると酷い仕打ちだろう。

 それなりに育っていればオートで回せるのは強みだ。ちなみに今もオートで周回させながら記事を書いている。

 

BGM

 スパロボでもっとも版権作品で気になるのは版権BGMだろう。現時点では残念ながら、オリジナルの曲しか流れていない。それも、ほとんどが過去作の流用である。私にしてみると過去の曲は思い入れがあるし、名曲も多いから正直嬉しかったりもするのだが、人によっては使い回しを嫌う人もいるだろう。

 ただ、プロデューサーレターによれば版権曲を求める声があることは理解しているらしいし、今回のZのイベントでは、版権曲「Zの鼓動」が流れた。今後に機体というところだろう。

 

途中で上がった以外に残念なところ

・戦闘において所謂「掛け声」*2  がない事もあり、相手によっての会話などがない。思わぬキャラクターが思わぬキャラクターに特殊台詞があったりするのが楽しみだったりもしたので少し残念だ。

・プレイヤーが使えるMAP兵器がない。武器が2つしかないのだからそりゃそうだが、少し残念だ。イベントにおいては敵のサイコガンダムが使ってきたので、ボス専用の技という方針でいくのかもしれない。

 

まとめ

 不満点はあるが、スマホスパロボを遊べるという喜びは大きい。育てていけば無双する楽しみもあるし。

 ただ現状ではスマートフォンアプリである理由に乏しいので、スマホだからこそできる要素であるイベントなどでその辺りを今後しっかりと見せてくれることに期待したい。

*1:魔法騎士レイアース』の主人公

*2:戦闘デモにおいて攻撃モーションより前に入るセリフ

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