エンターテイナー・アモルのカレイドスコープ

AWsの代表、エンターテイナーであるメリーさんのアモルが万華鏡の如く感じたことを書き綴る

【感想/レビュー】ビルド NEW WORLD 仮面ライターグリス【全体的に無難な出来だが、ビルド NEW WORLDシリーズのラストを意識した演出もあり100点(ガバガバ計算】

 こんばんは、言い訳は色々あるんですが、とりあえず更新が止まりまして素直に申し訳ありませんでした。

 今回は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』の感想とレビューになります。これも見たの確か2週間ほど前ですね。私が今更レビューを書く価値があるのかはやや謎ですが、書きたいので書きます。

 

 

 さて、結論から言いますと、「クローズのラスト*1を受け入れられているのであれば、お金を払って見るだけの価値は充分にある」という感じです。

 ケチの付け所はあるんですけど、アクションはとても良いし、ストーリーはコメディあり、谷あり、勝利ありで良い感じにビルドという感じでしたし、普通に面白いと思います。なのでもしひっかかる人がいるとしたら、それはこの作品がクローズの続きであることくらいかな、と思うのです。

 

 

 ご存知ない方がいきないグリスを見ようとすることはないと思うのですが、簡単に説明しますと、『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』では、せっかく作った新世界に黒幕が復活してしまうというエンディングを迎えてしまいます。スカイウォールの惨劇*2によって発生した10年の苦しみは消え、その黒幕も地球を去ったとはいえ、これでは元通りです。

 もちろん良い点もあります。ふたりぼっちに陥っていた主人公二人が再び仲間の輪の中に戻れたこと。ふたりぼっちエンドはいいエンディングでしたが、今後のことを考えると大変そうですしね(もちろんこれが受け入れられないという人もいたでしょうし、私も受け入れるのに時間がかかりましたが)

 そして言うまでもなくこのグリスに話をつなげることができたのは、クローズの展開のおかげなわけです。

 しかし、同時にこのグリスの事件もまたクローズがなければ起こらなかったと言えるかもしれない。続き物の宿命とはいえ、せっかく平和が戻った世界にもう一度問題を起こしてしまう手法は評価が難しい。

 これが例えばダブルとか電王みたいに、怪物的存在と仮面ライダーが存在し続けている世界だったら問題はなかっただろう。一度は怪物も仮面ライダーもいないエンディングを迎えたにも関わらずそれを放棄したことが問題なのである。

 クローズの感想記事を書かなかったこともあってら少し長くなってしまったが、ここが引っかかる人は、グリスも引っかかる可能性が高い。そんなわけでクローズのラストを消化せずにグリスを見るのは難しい。

 

 まま、そんな前置きの話は置いておいて良いところの話しましょう。

 まず全員勢揃いなのが良いですね。ビルド、クローズ、グリス、ローグ、三羽カラスにまさかのあのライダーまで。

 しかも敵が使うは、ハザードトリガー、敵が「ガタガタドッカン」と鳴らす絶望感はやばかったですね。苦戦していろいろあって最後に倒すのが王道とは言え、本当に最後の最後まで苦戦する強敵と言った感じでした。(まぁとある方法で強化されるまではグリスブリザードの方が優勢でしたが)

 そうそう、グリスブリザードも良かった。本編ではもちろん強かったですが相手は強敵三体だけでしたからね。改めてたくさんの敵を前にガンガン暴れてくれて気持ちが良かった。

 それから最後の同時変身ですね。全員最強フォーム。プライムローグも出てくるの、少し驚きでした。万丈だけはせっかくクローズで手に入れた最強フォームになれないのは気の毒でしたが、なれる展開にするのは流石に難しいのでやむなし(ってか今後そんな展開はない方が嬉しいですね)

 冒頭の推しと付き合うってよ、もよかったですね。本編から外れてるわけでもないのが良かった。パーフェクトキングダムになるために必要な理由付けにもなってましたからね。

 

 さらに、葛城親子の話や、今後の日本の話、まさかのカップル成立などの、「今後の話」を終わらせに来たのも良かったですね。NEW WORLDの色々をしっかり収束させに来ていた。一つ残念だったのはクローズで描かれた由衣と万丈のその後の進展があんまり描かれなかったことですね。まぁクローズのあれで終わりってことかもしれませんが。

 

 大きくひっかかった点としては全体的に一海にフォーカスされるために他のキャラクターの葛藤部分が省かれてしまったこと。ネタバレ含みますので、未視聴の方はここから先は遠慮いただきます。

 特に戦兎にとっても三羽カラスを殺すことなるかもしれない点は、青羽殺しのトラウマがある以上、それなりに悩んで然るべきだと思うのですが、その辺はバッサリカットでした。もちろん、あそこで悩んで尺とるわけにはいかないんですけどね、何かしらのフォローは欲しかったところ。

 あと三羽カラスが生存する点についても、「むしろファントムリキッドは体に悪かった」という伏線を多少なりとも張っておくだけでも、御都合主義感が薄れるのになぁ、という惜しい感がありました。もちろんその場合、なぜ一海がそうならなかったのかの理由付けも必要になってくるので、あそこはコメディで終わらせるべきところなのかもしれせんが。

 

 あとはラストですね。てっきり夢落ちだと思ったらあのまま終わったので少し驚き。もちろんグリスが主役ですから、ハッピーエンドで終わることに不満はないのですが、なんだかあっさりくっつけすぎな気はしました。一海はもちろんかっこいいですし、今回の活躍もカッコ良かったですが、今回の彼が一際かっこいいわけではなくて、これまで通りのかっこいい彼だったと思いますし、なんというか、悪く言えば「命を救われたから好き」というような軽い好きに見えてしまうんですよね。

とある作品で「女を思い通りに出来ると思っている男の傲慢さを感じる」という感想がありました(この元作品の彼と比べると一海は普通に「幸せな結末を迎えてほしい」と思わせる人物ですが)が、これに近いものを感じてしまうところがあります。もっと突っ込んで言えば、「とりあえずくっつければハッピーエンドになる」という作りの適当さ、とも言えてしまうかな、と。

 一海なりの幸せを見出す作りにもできたはずですが、そうではなく安直に付き合う展開にしてしまったのは残念かな、と感じてしまう。

 一海が幸せなのは嬉しいんですけどね、おめでとう、推しと幸せにしろよ!

 

 あんまり中身のない記事になってしまいましたが、今回はこの辺で。

 

 

 

*1:せっかくの新世界にエボルト再来、ほとんどが記憶を取り戻し、ライダーシステムも復活

*2:本編より10年前に起きた日本を3つに分ける大事件。同時に大地の状況も変わり、農業などに大きな変化を起こし、三つの日本はそれぞれ喘ぐ事になる