Steamで販売されている『BATTLETECH』のデジタルゲーム版。大変面白く良いゲームですが、困ったことに日本語に対応しておりません。
日本語化MODはあるのですが、手順書にはwindows版のものしかありません。Mac版はどうするんじゃって人もいるのではないでしょうか。まぁちゃんとMacのファイル構成とか把握してたらあんまり問題にはならないんですが。
私は最近WindowsからMacに乗り換えたばかりで、「ヘア、日本語化どうするねん?」と苦戦したので。
もしかしたらワンチャン、似たような人がいるかもしれないと思い、ここに手順を共有するものです。
ちなみにこの時点での1.9.0になります。バージョンアップに伴い仕様変更される可能性もあるので、その場合はご了承ください。
index
- index
- 『BATTLETECH』を起動する
- MODをダウンロードする
- FontReplaceModを導入する
- 『BATTLETACH』のバージョンを1.8.1に変更する
- 『BATTLETECH』にFontReplaceModを設定する
- 言語設定を上書きする - 言語情報
- 言語設定を上書きする - 動画字幕
- 完了
『BATTLETECH』を起動する
まず最初にする事は、『BATTLETECH』を起動する事です。というよりは多分アプリケーションを最初に起動する時にMac側が何かダイアログ出して処理してるのでそれが必要なんだと思うのですが、
Modの導入に必要なディレクトリが一度起動しないと生成されないのです。
タイトル画面に移行したのを確認したら、画面左下の「✖️」ボタンをタップして終了します。
MODをダウンロードする
さて続いてMODをダウンロードします。
こちらから「ダウンロード」できます。ダウンロードが必要なのは「FontReplaceMod_v0.3.zip」、「strings_fr-FR.csv」、「subtitlesフォルダ」の三つです。ダウンロードしておきましょう。zipは解凍もしておきましょう。
FontReplaceModを導入する
ではまず、ModであるFontReplaceModを導入しましょう。日本語に対応したフォントを導入するModですね。このModが導入されないと言語だけ変更してもフォントが日本語に対応せず、□□□、みたいになるわけです。
んで、じゃあそれはどこに入れるのか、というとホームディレクトリです。という説明では分からないかもしれないので、ユーザー名のディレクトリです。
それで分からないようならFinderの「よく使う項目」の「書類」をクリックして、command+↑で移動できます。あるいは、「アプリケーション」「ダウンロード」「デスクトップ」からでも同じです。
さて、ホームディレクトリに入りますと、「My Games」というディレクトリが増えているはずです。さっき最初に一度起動する工程を挟んだのは、一度でも起動しておかないと、このディレクトリが表示されないからです。
では、この「My Games」に入り、さらにその中の「BattleTech」、さらに「mods」と入ります。
入ったら、「FontReplaceMod」ディレクトリの中身*1をこのmodsディレクトリに全て投入します。
『BATTLETACH』のバージョンを1.8.1に変更する
あとはゲームの言語設定を上書きしてからゲーム内で、このModを起動すればいいのですが、そこには一つ障害があります。ですので、まず先に『BATTLETECH』のバージョンを1.8.1に変更します。
なぜかというと、現行バージョンではなぜかModが認識されないようだからです。他のModを試してはいませんので、これがFontReplaceModだけなのか全てのModがそうなのかは分かりませんが。一応バージョンアップで改善されている可能性もあるので、無駄骨を嫌うのであれば、ゲームを起動して画面左下の「MOD」ボタンをクリックしてみてください。FontReplaceModがリストに乗っているようであればこの工程は不要です。
バージョンを下げる方法ですが、Steamのライブラリから『BATTLETACH』の項目を左クリック(Control+クリック)するか、ゲームを起動するボタン右側の歯車アイコンをクリックするかして、表示されるメニューから「プロパティ」を選択します。
そこから「ベータ」タブをタップし、「選択希望のベータを選択してください」から「1.8.1-」を選びましょう。
選べば、自動的に1.8.1がインストールされなおします。時間がかかるので待ちましょう。
ライブラリにもバージョンが表示されるのが分かると思います。
ちなみに先に言語設定を上書きしなかったのも、ここで再インストールすると上書きしたことも消えてしまうからです。
『BATTLETECH』にFontReplaceModを設定する
完了したら起動して画面左下の「MOD」をクリックしてください。
このようにリストに表示されていれば成功です。右下の「save」をクリックして、導入します。
それができたら、左下の「✖️」でゲームを終了し、バージョンを戻します。「なし - どのベータプログラムにも参加しない」をクリックすれば良いです。
現行バージョンに戻ると再びMODリストから消えてしまいますが、enableにしない限りは、設定の方が記録したままなので問題なく機能します。
ちゃんと導入できているか不安な方はここから下の工程をやって試してみてもいいですが、現行バージョンに戻したあともう一度やらなければならない点は注意が必要です。
言語設定を上書きする - 言語情報
現行バージョンのインストールが終わったらいよいよ言語設定を上書きしていきましょう。日本語化MODはフランス語を日本語へ上書きするものなので、ゲーム内のデータを直接編集する必要があります。つまりここから先はゲームデータを直接いじる工程なので、へんなことすると大変なことになる可能性もあります。まぁその時はインストールしなおせばいいだけですが。
さて、ではゲームデータはどこにあるのでしょうか? まずはローカルファイルを開きます。開き方はライブラリの『BATTLETECH』を右クリック(control+クリック)か、ゲーム起動ボタン右の歯車アイコンから、「管理」→「ローカルファイルを閲覧」です。
するとBATTLETECH.appというアイコンがあるディレクトリに入ります。人によってはデジタルデラックス版のディレクトリとかもあるとは思いますが。
さて、Windowsユーザーの感覚だと、BATTLETECH.appというのはあくまでいわゆる.exeのような実行ファイルで実行する中身はどこか別の場所に格納されている。そんな認識だと思います(私がそうでした)が、違います。
なんとこの「.app」ファイルは様々なデータが内部に入っている格納データなのです。ディレクトリと実行ファイルを兼ねてるわけですね。知らなかったすごい。知ってる人はごめんなさい。ですが、知らないとこれが最大の壁だったんです。
右クリック(control+クリック)してみましょう、「パッケージの内容を表示」これです!!
ここから「Contents」→「Resources」→「Data」→「StreamingAssets」(かなり下の方にあります)
このディレクトリからの操作で二工程あるので、ひとまずこの「StreamingAssets」を覚えておいてください。
では今回はそこからさらに「data」→「localization」で、はい、見覚えのある名前のcsvファイル発見ですね? strings_fr-FR.csvをダウンロードしたもので上書きしてください。
言語設定を上書きする - 動画字幕
続いては動画の字幕です。command+「上」で「StreamingAssets」まで戻ってください。
今度はそこから「Video」です。
はい、内容を見てみると「Subtitles」ディレクトリってのがありますね。見覚えがあると思います。
はい、「Subtitlets」ディレクトリをディレクトリ丸ごとこの「Video」ディレクトリに投下して上書きしちゃってください。
完了
で起動して、左下の「歯車アイコン」から画面右上の「LANGUAGE」から言語設定をフランス語に変更します。
すると
この通り。
というわけで、Macユーザーの皆さんも『BATTLETECH』をお楽しみください