ゼロ・ワン!
こんばんは、アモルです。今日はプロ野球選手の王貞治さんが国民栄誉賞を授与された日だそうですよ。そもそも国民栄誉賞受賞は彼の功績を称えるために作られたものだそうですね。という書き出しで、国民栄誉賞の話でもしようと思ったのですが、にわか仕込みで書くのは厳しかったのでやめました。
さて、先々週『仮面ライダージオウ』が終わり、先週『仮面ライダーゼロワン』が始まりました。ジオウで平成ライダーという枠が終わり、令和ライダーが始まるわけです。(え? 5月から令和は始まってる? こまけーことはいいんだよ)
そんな『ゼロワン』は、AIとシンギュラリティをテーマにした新たな作品です。AI、というよりアンドロイドというと、既に『Detroit: Become Human』というでかすぎるタイトルがあります。だからなんだという話ではありますが、似てるという事はどうしても比較されるという事です。『ゼロワン』はどう乗り越えるのか、それとも違った景色を見せるのか、期待が高まります。
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ちなみにデトロイトとの相違点としては、
・アンドロイド*1は職場に派遣されていて、個人の生活をサポートするほどではないことがほとんどである
・変異体が暴走するのはあくまで「滅亡迅雷.net」というヴィランの仕業
・アンドロイドの開発元、飛雷インテリジェンスは「敵」の存在を認識していて対抗策である「ゼロワンドライバー」を開発している
・メインとなる登場人物は人間である
といった点が挙げられる。これらの違いがどのような違いをもたらすのかも楽しみと言えるかもしれない。
とりあえず1話で分かったことを簡単にまとめると、
・ヒューマギアという名前のAIアンドロイドが存在し、人々の生活に浸透している(ここで説明したことで以降は作中に合わせヒューマギアと呼称する)
・主人公、或斗はお笑い芸人を目指しているが、ヒューマギアに仕事を奪われた。
・或斗は飛雷インテリジェンスの社長の孫である
・或斗が父と呼ぶ相手はヒューマギアであった
・或斗の「人々を笑顔にしたい」という夢は父との約束
・滅亡迅雷.netは自我を持ちつつあったヒューマギアを暴走させている
・イズちゃんは可愛い
こんなところですかね。最後は重要です。私らメイドとか女性秘書とかお手伝いF型アンドロイドとか大好きなので、イズちゃん好き。ってか今回がデビューらしいですね、『ジオウ』でウォズを演じた渡邊圭祐さんといい、デビューから難しい枠をよく演じるもんだ。やっぱり演者さんってのはすごいなぁと感心しちゃいますね。
仮面ライダーの一つの特徴である「敵と同じ力」要素も、プログライズキーでバッチリ再現。滅亡迅雷.netは絶滅した生物のプログライズキーを使う、って設定いいですね。
あと、同じと言いつつ、過去の同じアイテムを使う敵勢力って、『ダブル』のガイアメモリ(敵が使うのはプロダクションモデルかゴールドモデルなのに対し、ライダーが使うのは次世代モデル)や、『ジオウ』のウォッチ(敵が使うのはアナザーウォッチなのに対し、ライダーが使うのはライドウォッチかミライドウォッチ)のように基本的に形が違ったと思うよですが、今回のプログライズキーは完全に形が同じな感じですね。一応、『劇場版ダブル』のT2メモリが先例になるのかな?
『ドライブ』だと、魔進チェイサーのブレイクガンナーはバイラルコアだけでなくシフトカー*2を使えるシーンがあったので、絶滅してないプログライズキーを使うヒューマギアとか、ライダー側が絶滅してるプログライズキーを使う機会、とか、あるのかなぁ、と想像してみたりします。
ただ、プログライズキーとは誰が作ったなんなのかは謎。手紙の口ぶりだと社長が作ったものっぽいですけど、なぜ滅亡迅雷.netが持っているのか。謎は多いですね。
ところで現状、暴走したヒューマギアが感情を持ってるとは知らないんですよね。このまま何も知らず倒していく展開が続いて明かされるのか、そうじゃないのかは少し気になるところ。
個人的な考えとしては、もう次回明らかになるんじゃないかなと思ってます。感情が芽生えてることは既に明かされているのでその情報差をいつまでも持たせておくのが良い効果をもたらすとは思えないですし、何より、次回予告で何かを明かされて戦意を喪う或斗の描写は、その事実を明かされたと考えられますしね。
そして物語において重要なのはホワイダニット。滅亡迅雷.netがなぜ感情を芽生えたヒューマギアを暴走させているのかは気になるところです。衛星が落下したらしいあの街と関係があるのでしょう。そしてあの衛星はヒューマギアが接続してる衛星と同じもの、もしかしたら、ヒューマギアへのハッキングもあれを使ってるのかもしれませんね。
そして変身もかっこいいですね。いい感じの工程でおもちゃも楽しい。
ガチャガチャ触るのが楽しいおもちゃは良いです。あと、ボイスも個性的でいいですね。平成二期以降よく喋るベルトが増えましたが、そのセリフを真似するだけで変身した気分になれるので私は好きです。私は、当時ブレイドが大好きで、ブレイドは平成一期ですが「ターンアップ」の変身音や「アブゾーブクイーン」の形態チェンジ音があったので、当時買ってもらえなかったのもあり、それを口ずさんで遊んだものです。今はCSMが手元にある、嬉しい。
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最後に触れておきたい、或斗ヒューマギア説。
個人的にあんまりしっくりこない。親がヒューマギア、についてはむしろ王道パターンとしては「子を失った悲しみから祖父が作った」とか、なんなら「それが最初のヒューマギア」とかって方が考えうるし、こちらについては或斗よりも「なぜあの父型ヒューマギアはあんなに迫真の表情なのか」の方が疑問に思うべき点のような気がしますし。
衛星に接続する点も、そもそもゼロワンドライバーの「人間がヒューマギアと同等になれる」って売り文句そのまんまですしね。ただ、後者に関しては、たしかに「それは表向きの理由だけど実際には、或斗にしか出来ないのはセキュリティなどではなく、或斗がヒューマギアだから」って可能性はありえそうなので、否定は出来ない状態ではありますね。
ギャグが面白くない、については流石にこじつけのような気がしてしまう。そもそも腹筋崩壊太郎は笑いを取れてますから、ヒューマギアに笑いなんて理解できない、は或斗の悪あがきのセリフという解釈の方が自然だと思います。
あとは、イズの今後が気になりますね。どんどん感情に芽生えていき、暴走させられてしまう、という展開がありそうでこわい。後は、エヴァンゲリオンの綾波レイみたいに、悲しんでたら全てを忘れたイズが現れてほしい。
そんな感じで、続きが気になります。これから一年も、日曜日が楽しみ!