はい。 「TGS期間周辺で気になったゲーム情報をまとめますpart3 - Xbox Tokyo Game Show 2023 Digital Broadcast編」がまだだと言うお怒りの声もあるかと思いますが。
流石にTGSから時間経ちすぎてて後悔する勇気が出ませんでした。よって、公開をとり止めたいと思います。ご理解下さい。
というわけで、本日は『コードギアス 奪還のロゼ 第1幕』の感想を語っていきたいなと思っております。
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というわけで、早速見てきましたよ。『コードギアス』シリーズ最新作『奪還のロゼ』、その第一幕を。
今回はざっくばらんにその感想を語っていきたいと思います。
良かったところ
地上KMF戦
KMFでの戦闘というと、『コードギアス 反逆のルルーシュ』(以下『反逆』)第一期では地上戦がメインで、第二期では空中戦がメインでした。
決してどちらが良いとか悪いとか、と言う話ではないんですが、あくまで私は個人的に、ランドスピナーで駆け巡りながら行う地上戦が大好きです。
本作は、地上戦闘がメインになっていて、地上戦闘好きに嬉しい仕様になっています。
KMF戦に限らず『反逆』第一期に近い雰囲気
本作はシトゥンペバリアというエネルギー障壁に守られたネオ・ブリタニア占領下のホッカイドウが舞台という事で、レジスタンスによるブリタニアへの抵抗が描かれる話になっており、全体的に雰囲気が第一期に近いです。
KMF戦が地上メインなのも含め、全体的に『反逆』第一期の雰囲気をイメージしてるのかな、と思います。
と言いつつ、敵エースがそれぞれ専用機を持って挑んでくるあたりの空気感は『反逆』二期に近い印象もありますし、結局はいいとこ取りをしてる、と言えるのかもしれません。
ただ、ファクトスフィアは全然出てきませんでしたね。
本作初出のオリジナルキャラクターのみで話が回っている
第一幕の時点では『コードギアス』シリーズの既存キャラは殆ど出てきません。
私の認識している限りでは、皇 神楽耶が一瞬映るのと、L.L.と思われるキャラクターのセリフが出てくるくらいです。
第二幕ではコーネリアやニーナなど、シリーズの既存キャラが出てくるようではありますが、既存キャラに限らず、きちんとオリジナルキャラクターで話を回しているのは好感を持てます。
続きが気になる引きで終わる
連作映画である以上、どう終わるかは重要で、終り方によっては「もういいや」ともなりかねないわけですが、第一幕は終わり方も良かったです。
「ここからどうなるんだろう」という終わり方なので、第二幕が楽しみになりました。
飛行はしないなりに立体的な戦闘
主人公の片割れであるアッシュは高い戦闘能力を持っており、立体的な戦闘を繰り広げてくれます。
『反逆』におけるランスロットのようなイメージですが、スラッシュハーケンを利用したワイヤーアクションは新しいアクションですね。
敵の武器を奪って戦うケレンみ溢れるZi-アポロの戦闘
Zi-アポロは素の武装はあまり多くなく、本編中で基本的に敵の武装を奪って戦います。
現実的にはいや自前の武装増やせよって感じですが、いちいち敵の武装を奪っていろんな戦いを見せてくれるのはとってもケレンみがあって素晴らしいです。
第二幕ではどんな武装を奪ってどんな活躍をするのか……!
情報開示の仕方が上手い
情報開示が一気に行われるのではなく、段階を踏んで少しずつ行われるのが上手かったです。
段階的に主人公達の情報などが開示されていくので、ストレスなく見る事ができました。
アッシュの口上が面白い
戦闘担当のアッシュは、敵のネームドと戦闘する際、トドメを指すときに相手の敗因を告げるという口上をします。
それがなかなか面白く、今後どんな口上が聞けるのか楽しみです。
ちゃんと日常回がある(しかも話的には無駄になってない)
戦闘一辺倒ではなく、日常回があるのが良いと思いました。しかも、エピソード的に無駄な日常ではなく、意義があるエピソードだったのも尺を無駄にしておらず好印象です。
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賛否があると感じた部分
スザクとルルーシュが両方味方にいる安心感と今後の不安
ロゼがルルーシュ、アッシュがスザクにあたるようなキャラクターで、ロゼが作戦を立て、アッシュがそれを圧倒的な能力でクリアしていく、というスタイルです。
若干の小苦戦やロゼ側の作戦失敗こそあるものの、KMF戦に限っては基本的にロゼの作戦通りにアッシュが遂行していく流れになるので、今後どうなっていくのかは気になります。
安心感があると言えば聞こえはいいですが、苦戦がないのであれば、戦闘は勝ち確の退屈になってしまうので。
といっても、まだ序盤ですし、現在出てきた敵のネームドは「幹部の中でも下部」と言われているので今後は苦戦していくのかもしれないので、まだ様子見かなとは思いますが。
映画ではなくアニメ三話
これは前情報をあまり入手していなかった私が悪いのかもしれませんが、映画ではなくODS扱いで、内容もアニメが三話見られる、という構成でした。
このため、三回オープニングを見る事になりますし、三回エンディングを見る事になります。
オープニングはまだ動きがあるから良いのですが、エンディングは動きが少なく三回目になるとなかなか退屈な時間になりました。
ただ、話の切れ目は良いですし、三話構成だからこそしっかりとメリハリのついた展開にはなっていたので、短所ではなく賛否あるという感じかなぁ、と思います。
全四幕で三話構成ということは合計で十二話。つまり、一クールになるので、最終的にはテレビ放送するんでしょうかね?
念のため言っておくと、エンディング曲自体は良かったです。
シトゥンペバリアの舞台装置感
先ほど話した通り「占領下の日本」という『反逆』第一期感を出している最大の理由が、シトゥンペバリアです。
これがホッカイドウをまるっと覆っているために外部からの武力干渉が困難で、正規軍にあたる「黒の騎士団」が戦場に介入できない、という設定になっています。
ただ、現時点ではこれは正体不明理由不明の謎バリアとなっており、天才が集まっているはずの超合衆国でも解析できていないことになります。
ラクシャータやロイド、パール・パーティの天才児達といった、過去に出てきた天才キャラが揃ってなお正体不明のものが、ネオ・ブリタニアには開発出来ており、天才キャラが揃っても四年かけても解決不能、という設定には少し無理を感じなくもありません。
ただ、その設定のおかげで、『反逆』第一期のような戦闘や展開を見る事ができているので、やはりこれも悪いところとは言い切れないかな、と思います。
この辺は今後納得の説明が出てくる可能性もありますので、既存キャラが登場する事になるだろう第二幕以降に期待ですね。
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今後が気になるところ
ロゼとアッシュの関係の変化と終わり方
ロゼとアッシュを先ほど、ルルーシュとスザクに例えましたが、同時にルルーシュとロロのようでもあります。
ルルーシュとロロは悲劇的な終わりを迎えましたが、二人はどのような終わりを迎えるのか、第三話の日常回で描かれたアッシュとサクヤのやり取りなども含め、気になりますね。
ノーランド・フォン・リューネベルクとは何者なのか
敵の大ボス、ノーランド。
考えすぎかもしれませんが、仮面をつけているというのはすごく気になります。
オープニングで意味深に仮面を外すシーンもあり、何かしら「正体」が物語に絡んできそうです。
過去作に出てきた誰かなのか、それとも今後本編中に出てくる誰かが実はノーランドだったりするのか。
といっても、金髪の男性ってジノくらいしか思い出せないので、これは違いそうな気もします。
大穴では本物のロゼが実は、とかも考えましたが、年齢が合いそうにありません。
全ては今後に期待ですが、今からどんな展開が待ち受けているのか楽しみです。
Zi-アポロの謎機能について
そもそもZiシリーズの開発者も気になるところなんですよね。
ZiというとZ-01ランスロットを連想しますが、果たして。
というのは置いておいて、本編の重要なシーンで使われるZi-アポロの謎機能の正体は気になるところです。代償があるようにも見えないので単なる便利機能っぽいですが、それとも今後、代償が明らかになるのか。
どういう理屈なのか、あまり長々とした説明がされるイメージはされないので、ぼかされたままかもしれませんが。
ロゼ以外のギアス・ユーザーの登場はあるのか
これは完全に妄想の話ですが、ギアスを使うのはロゼ一人なのかも気になるところです。
現状ギアスを配っていると判明しているのはL.L.のみで、彼がロゼに力を与えておきながら敵対する者にもギアスを配っているとは思えませんが、例えば、ギアス嚮団の生き残りなどならまだ考えられる気がします。
そうすると、ノーランドが実は仮面をかぶっているのはギアスを隠すため? とかって可能性もありますね。
ギアスの存在が露見しないまま、ロゼが終始ギアスのアドバンテージを活かし続ける、というのは面白みがないので、何かしらの形で敵にギアスの存在が判明する可能性は高いと思うので、そうなるとやはりノーランドがギアスの存在を知っている、という可能性は高い気がします。
もちろん、それ以外の予期せぬ展開が待ち受けているのかもしれませんが。
ロゼのギアスの動作機序
ルルーシュの絶対順守の力は、シナプス回路を書き換えるギアスで、演出もそうなっていました。
一方、ロゼのギアス演出は謎の結晶が組み換えられる演出です。
これが一体何を意味するのかも気になります。
ただかっこいいから、ではないと思いたいですね。
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その他
聴覚を媒介とする絶対順守のギアスって『LOST COLORS』のライ君だよね
って思いました。ある意味ファンサービスなのかな。
ともかく楽しかった!
第二幕が楽しみです!